■■リピーター率が高い理由■■


「規模を大きくすることより、小さいお店だからこそできる「こだわり」を徹底してきたから」、
言い換えると、
『一人一人の農家さんが、安全性をとことん追求した農作物を、
一人一人のお客様に、一つ一つ丁寧にお届けすること』

を徹底してきたおかげで、10年以上に渡って、お客様にご愛顧いただけている理由だと思います。

現在の日本では、食べ物が料理となって消費される「食卓」と、食物の生産の現場「農業」の距離が遠いため、
お客様にとって農業の生産の現場が見えにくい状況となっています。
「 どんな人が、どんな方法で栽培した野菜か?」よりも、安定供給のための大量生産や価格に重きが置かれるようになり、
やがて「安心で美味しい食物を生み出す農業」よりも、「生産量や仕事の効率性・経済的に優れた農業」を発展してしまったように思います。

食べることや食の安心へ危機感を感じざるを得ないこの時代に、
100 年後、200 年後も安心な食卓が続くよう想いを込めて
2006 年に、熊本県の無肥料・農薬不使用の農家さん、オーガニック栽培の農家さんなど、農薬に頼らない栽培をする農家の奥さんたちと農家直送の通販を立ち上げたことが、
えと菜園オンラインショップの始まりとなります。

当店の『生産の現場』のお話を少しさせてください。

「収穫量が減ったとしても、農薬・化学肥料は絶対に使わない。」という農家さん。
出荷できる状態のみかんでも、「味が落ちているから、味が落ちたものをお客様にお送りしたくない。」
といって、自ら出荷をしない農家さんもいます。

農家さんの中には、一度買ってくださったお客様の名前は忘れない農家さんもいます。

高齢で身体が昔ほど動かず出荷量は減っているのに、
「孫と同世代の子どもたちにもっとおいしいお米を届けたい」という一心で、お米作りを続け、
「お米の味が年々良くなっている」とお客様に評価されている農家さんだっています。

当店は、このような『こだわり』のこもった商品をご購入くださっている一人一人のお客様の「存在」
によって運営させていただくことができています。

また、当店の商品は、熊本県の農家さんが自分で袋詰め、箱詰めし、農家からお客様へ直接お届けする
「農家直送」スタイルで販売している商品が主流です。
(※一部は、事務所や直営店より発送させていただいています。)

農家さんご自身が名前を挙げて自分の商品を発送することで
『流通の透明性』『作り手の商品への責任感』が発生し農作物の安全性が高まると考えていることが、
長年「農家直送」にこだわり続けている理由の一つでもあります。

また、お米は、『熊本産お米』という風に一括りにするのではなく、1軒1軒の農家さんごとに、
放射性物質検査を実施するなどしてお客様に安心して召し上がっていただける体制作りに努めております。

えと菜園は、とてもとても小さな会社です。だけど小さいからこそできること、
それは、
『一人一人の農家さんが安全性をとことん追求した農作物を、
一人一人のお客様に一つ一つ丁寧にお届けすること』

だと思っています。

私は、熊本県合志市という農村地帯で生まれ育ち、関東の大学に進学し、大学を卒業後、
農作物卸業の会社、有機農業及び環境保全型農業の普及に勤める会社などで経験を経た後、
現在は、無肥料・農薬不使用の野菜栽培家となり、このお店の運営や農業体験、就農サポートなどの
取り組みをしています。

自身が農家として生産の現場を、また以前勤めていた農作物 流通業界 の経験で鍛えてもらった
「安全な野菜を選ぶ目」という観点からみても、
当店の協力農家さんたちの『安全性を重視する現場』は、全国に通用するレベルだと自負しています。

また産地である熊本県の水は市内も地下水でまかなわれており、栽培に使われている水は『飲んでもおいしい湧き水』です。

食物は、食べた人の身体となり、身体を丈夫にしてくれたり健康をもたらしてくれますが、
栽培がおこなわれる土の健康状態、栽培方法や流通のための処理方法によっては、
「身体を弱めるもの」にもなりえます。

食事は、一日たった3 回ですが、自分の『人生の身体の基盤』を作ります。
だからこそ、こだわりを妥協なく追求した農作物をお届けしたいと思っております。


小島 希世子